症状が重いと通院では駄目?精神科で入院になる条件とは

命のリスクは高確率で入院を勧められる条件

命のリスクと言われてもピンと来ないという方は多いでしょう。大きく2つに分けて言うと「自殺の危険がある場合」と「自殺はしないまでも命が脅かされる要因を抱えている場合」となります。前者は比較的分かりやすいかもしれません。自分の体を刃物で傷つける、処方薬をため込んで1度に大量に服用するなどの行動が見られる場合を言います。

自殺はしないまでも命が脅かされる要因として挙げられるのものに、極度の拒食があげられます。全く食事をとれない、とろうとしないというだけでなく、家族が口をこじ開けて食べ物を入れても戻してしまうなど、全く何も食べていない状態が長期間続いている場合は餓死する可能性があるため、入院を勧められることが多いと考えられるでしょう。また、精神疾患の状態が重度でトイレに行く、洗顔すると言った身の回りのことができないという場合も自分の命を守れなくなる可能性が高くなるため入院の対象になることがあります。

これも大事!回復に有益か?周りへの危険を回避できるか?

例えば、人間関係に大きなストレスを抱えている患者さんがいるとしましょう。仕事関係の人間関係にもストレスがあるけれど、同居する姉との関係が1番の悩みで、姉の声を聞くだけでパニックになるという状態だったとします。自宅は安心して療養できる場所ではないばかりか、病気を悪化させる要因がそこにあるというわけです。このように、自宅にいるよりも1度入院した方が治療に役立つだろう、と判断される材料がある場合は、入院になる可能性が高くなるといえます。

また、家庭内や職場などで暴力を振るう機会が多く、しかもその暴力が周りの人の命を脅かす可能性がある場合も、周りへの危険を回避する目的で入院を勧められる可能性が高くなります。さらに暴力まではいかないにしても、頻回に外へ出て行方不明になってしまうなど暴力以外の問題行動が頻繁にみられる場合も、周囲への負担が大きすぎると判断される場合があり得ます。