一回の受診でどのくらいかかる?精神科の費用をチェックしておこう

病院の費用は診療報酬で決まる!精神科でも同じ!

保険が利く医療行為を受けたときの費用は、診療報酬と健康保険の自己負担割合によって決まってきます。診療報酬とは、医療機関が医療行為を行ったときに、その内容に応じて国から支払われる報酬のこと。医療行為ごとに点数が決まっており、医療機関は診療報酬明細書(レセプト)を作成して国に請求する仕組みです。2018年に改定された診療報酬では、初診料を282点としています。1点=10円なので、医療機関が初診を行うと2820円の報酬が得られるのです。

この報酬は患者と国が分担して支払います。患者の年齢や所得によって健康保険の自己負担割合が変わり、6~70歳未満なら一般的に3割負担です。そのため、初診料のみに限定すると2820円の3割にあたる846円を、患者自身が病院の窓口で支払うことになります。

精神科の診療報酬とは

診療報酬はさまざまな条件ごとにこまかく定められており、精神科の精神療法についても同様です。たとえば、通院患者に対して初診日に60分以上の精神療法を行った場合は540点。30分以上の精神療法なら400点、30分未満では330点です。投薬についても診療報酬の取り決めがあり、通院患者に内服薬を出す場合なら1処方あたり処方料が42点、調剤費が9点となります。

その精神科に初めて訪れた患者に60分以上の精神療法をして、かつ内服薬1種類の処方箋を出した場合、診療報酬は282+540+42=864点程度になるでしょう。3割負担の患者が病院の窓口で支払う費用は、864×10×30%=2592円です。初診では3000円前後の費用が発生するのが一般的。ただし、薬の種類が多かったり別途検査が必要になったりすると、これ以上の費用がかかる可能性もあります。お財布には最低でも5000円程度を入れておくと安心でしょう。